【建設滋賀82】Q.注文があったのですが、どの業種に該当するかはっきりとしません。このような場合どうすればいいですか?

A.実際の建設工事は、明確な単一業種だけの工事という例は少なく、複数業種からなる例が多いと思われます。そのため、どの業種に該当するのか断定できない場合もあります。

業種間違いや不適切な運用は、違法な無許可営業となる場合もあります。そして何より懸念されることは現場に適した知識と経験を有していない者が監理技術者等となり、品質等に悪影響を及ぼす不良施工となる(発注者に不利益を及ぼす)ことです。

請け負おうとする業種を判断するうえでは、表面的な注文内容で即判断するのではなく、必ず営業所の専任技術者等が発注者との十分な打合せなどに基づき、請け負おうとする工事の現場で要求とされる技術や経験は何であるか、その資格者を必要とする業種は、また、その許可を有しているかなどと、請け負おうとする現場の適正な施工監理とその契約履行を前提とした逆算的な業種判断をすることが重要です。もちろん、この判断において、許可を有していない業種である、適切な技術者が配置できない等々と判断されれば、請け負ってはいけません。

 

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2017年02月24日